雑貨屋を経営する友人が借金を残して蒸発した体験談。
私の友人の話ですが、多額の借金を踏み倒して蒸発してしまったということがありました。
学校を卒業後に就職をしていたのですが、商売をやるということで雑貨屋をオープンさせたのです。
私も開店当初に訪問をしましたが、駅から少し外れた閑静な場所での雑貨屋だったので「居心地が良いな」と思った記憶があります。
しかしそれから三年ほどが経過した頃でしょうか。
友人の中で、この雑貨屋をオープンさせた友人が金策に走っているという噂が流れたのです。
中にはお金を貸してもらえないか懇願されたという話まで飛び出す始末で、客観的に経営が上手く行っていないことはすぐに分かりましたね。
結局、この噂が流れ始めてから一年を経ずに雑貨屋は閉店。
そのまま友人も姿をくらましてしまいました。
夢を叶えるには代償が必要になるものですが、それでも借金踏み倒しで蒸発をするというのは私としては信念に反する行為だと思います。
借入をしたということは、当然貸してくれた人間がいるわけです。
この人間が、雑貨屋の将来性を見てお金を貸してくれたのか、それとも友人のキャラクターを信用してお金を貸してくれたのかは分かりません。
もしくは、やはり正規のルートで金融機関に借りたのかもしれません。
しかしどのような存在に借りたにせよ、借金を踏み倒して消えるというのは方々に迷惑をかけるとは思わなかったのでしょうか。
色々な意味でちょっと悲しい出来事でしたね。